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新しい仲間

先日、岐阜薬科大学大学院博士後期課程入試(一次)があり、GRS研究室を希望された3名の社会人が受験、無事合格されました。 入試の面接では、研究のアウトプットに関する厳しい質問をされたようですが、熱い思いを回答し乗り切ったようです。大学院に入るのが目的ではなく、何を学び、どう成長して、その結果博士の学位を取ることが目的です。大変なのはこれからです。会社の業務と家庭、学業のバランスを上手く取って、一緒に頑張りましょう。 因みに、博士後期課程、博士課程とも二次募集は2025年1月です。引き続き大学院生の募集は行っております。GRS研究室に興味を持たれている方は、是非塚本まで連絡してみてください。

久々の再会

長浜バイオ大学の永井教授から、「○月○日に帝京大学医学部の澤村准教授をお呼びしたので、久々に集まりませんか?」という連絡が来ました。場所は草津でとのことなので調べてみると、意外に近い? ローカル線と東海道線を乗り継いで1.5時間ほどの鉄道旅。コロナ禍で鉄道に乗る機会も殆どなかったので、何となく懐かしい(笑)。 先生方とはベルギー留学時に同じルーヴァン大学に在籍していたたことが接点で、折に触れお世話になっています。当時の仲間は皆さん優秀。私以外はアカデミアの方々でしたので、帰国後もご活躍され、相応のポジションに就かれています。当時は企業勤めの落ちこぼれ研究者でしたが(今でも落ちこぼれ教授ですが)、ややマイナーな留学先の同じ日本人研究者として、手を差し伸べていただきました。当時も帰国後も度々集まり、よく語らい、様々に影響された仲間です。この体験が無ければ、私はずっと企業人だったかも知れません。 あっと言う間の2時間ほどの会食でしたが、濃密なひと時を過ごしました。一旦コロナ禍で途切れた集まりも、これを機会に再開しましょうと約束して帰宅しました。 専門領域は違えども、まだまだ情報が乏しかった2000年代半ばに、たまたま同じ大学に留学していた日本人研究者同士と言うだけですが、いわゆる同じ釜の飯を食う仲間の意識なのでしょうか。 GRSにも何かの縁で集った仲間がいます。出身地が違い、所属企業が違い、年齢も違う。せっかくの同門の縁ですから、研究だけでなく自分の人生をより良きする経験をしていきましょう。苦楽を共にした仲間は、一生の宝ですよ。

梟(不苦労)

新学年度も既に1ヵ月が過ぎ、GWも明け、研究と勉学に調子が出てきたところでしょうか?  1ヵ月前に立てた目標がキチンとクリアできているのか、さらに課題が出てきて計画に修正が必要なのかどうか、自己管理して進めてください。いつでも相談には乗りますが、教員も必ずしも解を持ち合わせていない。一緒に考えましょう。 先日、訪れた近くのお寺。フクロウの置物がありました。フクロウは古代ギリシャ神話やローマ神話で、知恵と学問の象徴とされてきました。日本でも不苦労や福来朗などの当て字をして縁起物として扱わられます。でも、神頼みでは研究も勉学もうまく行きません。暗黙とも思える中でもわずかな光で見通し、かすかな音も聞き漏らさず、狩りを行って生きているフクロウ。迷った時ほど、しっかりとした信念を持って、取り組みましょう。

謹賀新年

本年も何卒よろしくお願いします。 元旦とは思えないほど暖かな朝を迎えたと思えば、夕方には地震の揺れと入ってくる災害情報に、天災に抗えない人間の弱さを実感し、翌日には羽田での飛行機事故ニュースに、人災が引き起こす悲劇の大きさを痛感。天災は避けられないかも知れませんが、人災は人々の英知で防げるはず。私たちに出来ることはちっぽけな事かも知れませんが、皆が同じ方向を目指して取り組めば、大きな力となって状況の改善、不慮の事故の防止に繋がるものと信じています。 GRSでは、ベネフィット・リスクの見える化に取り組んでおり、少しでも医薬品開発や次の医療に繋がる研究を進めています。私たちの小さな取り組みも、他の研究者たちの成果と合わさって、現状の改善に繋がることを期待し、今年も今できることを精一杯取り組んでいきます。 一緒に頑張りましょう!  

留学・海外赴任のすすめ

COVID-19が5類に移行し、海外からの観光客が戻り始めたのを見計らって、ベルギー留学時代の同僚が来日してくれました。前回の来日はもう10年以上前? とは言え、事あることに連絡を取り合っているので、久々感はあまりありませんが。週末を利用して一緒に小旅行。 当然、「これは何?」、「なぜ」と説明を求められます。まぁ、日本のことを知っているようで知らないことを、いつもながら痛感。仮に日本語で分かったとしても、それを的確に説明して伝えることの難しさ。久々の英語、オランダ語漬けの数日でした。 思い返せばベルギーに留学したのは既に17年も前のこと。未だに留学時のラボメンバーとは彼らだけじゃなく皆、家族ぐるみの付き合いをしていて、彼らが来日すれば会いに行きますし、我々が来白すれば、一緒に時間を過ごしてくれる間柄。 留学や海外赴任は、自身のキャリアアップ、研鑽に重要ですが、それ以上に日本人としてのアイデンティティーの再確認ができ、人生がより豊かになると思います。何事も経験にまさる知はありません。ネット社会で世界中の情報が瞬時に自宅で入ろうが、素晴らしい景勝地や世界遺産をアバターで疑似体験できようが、自分が苦労して自ら体験し、経験して失敗することが、良き学びです。チャンスはそうそう転がっていません。しっかり掴んで実行あるのみ! 

海外留学の勧め

先日、ベルギー留学時代に時を同じくして現地にいらした仲間の集まり、「Leuven会」が東京で行われました。年に1回はこのような集まりで、昔話に花を咲かせたり、お互いの人生の節目を祝ったりしております。 私は様々な人々に助けられて、ベルギーのKatholieke Universiteit Leuven (KULeuven)に2004年1月から2006年1月まで留学していました。当時は製薬企業に勤めていましたので、「海外研修」と言う制度を当てはめてもらっての留学となりました。とは言え、自分の願望から始まった留学でしたので、「薬づくり」からは遠い基礎生理学・薬理学研究を通して、ポスドクトレーニングを積みました(家族や会社の理解に感謝しています)。 一般的にこの様な研究分野における留学は、アメリカやイギリス、スイス、デンマークなどが多いのですが、私の場合はベルギーを選択しました。理由の第一は、そのボスの下で興味ある研究を通してトレーニングを積みたかったからです。その他に、治安と経済情勢、ヨーロッパの歴史、食文化、自分の趣味が影響したことも大きいのですが... 結局、行先は日本の恩師に紹介状を書いていただける範囲から自分で探し、国際学会のポスター会場でボスにアポ無し面談を決行しました。その時の彼の誠意ある対応が留学先決定の決め手でした。 留学は2004年1月から2年間。もちろんインターネットで情報収集に努めましたが、当時は、今ほど情報が無く、渡航ビザの取得も大変でした。とは言え、国内でしたら日本語に日本並みの対応ですから問題ありません。大変だったのはベルギーに入ってから。 アパート探し、住民登録などの諸手続きなど、ベルギー人の大学院学生に助けてもらいながら生活拠点を作り、並行して、ある実験方法の確立と研究テーマの設定を期限を切られて実施せねばならなかったのです。そのため、留学して3ヶ月間は家内以外に一人の日本人とも会いませんでした(正確には日本人らしき方に会っているのですが交流がなかった)。 最初のラボでのプレゼンが上手くいき、期待する実験データも出つつあった2004年の春以降は、少し余裕が出てきました。その頃、隣のラボに日本人らしき方が別のラボから実験に見えており、意を決して声を掛けたところからからネットワークが広がって、何人かの在ベルギー日本...

炎色反応

炎色反応と言っても、化学実験をする訳では有りません。当GRS講座はドライラボですから。 岐阜市の長良川河畔では、毎年7月最終の土曜日と8月最初の土曜日に花火大会が開催されます。2週続けて開催されるわけですが、個人的には「前半」がお勧 めです。違いは主催団体、打ち上げられる花火の量と質です。前半は、全国選抜の花火師による競技大会であるため、色々な新作が見れるのです。 と、ずっと子供の時から思ってきましたが、調べてみると、何れも打ち上げられる量は約3万発と同じのようです(少なくとも子供の時は前半が多くて、後半が少なかった気がします)。最近は後半の花火もなかなかの人気なようです。 幼少のころは実家の2階からスイカを食べながら打ち上げられる花火を見たものですが、年々2階建て以上の建物が建ち、見えなくなってしまいました。それでも近所の通りからは大輪の花火の一部は見えます。 岐阜を離れて久しかったので、本当に久々に見ましたが、こんなものだったっけ?と言う印象。もっと沢山打ち上げられていたように感じたのは、自分が子供だったからでしょうか? でも、この地で生まれ育った者としては、これらの花火大会が夏の風物詩であり、正に「夏が来た」と思えるのです。 学生達は、まだ前期試験期間中ですから、花火を楽しむ余裕はありませんが、鵜飼と花火と岐阜城は、岐薬で過ごした思い出に焼き付けておいて下さい。

たまには課外ラボミーティング

まだまだ小ぢんまりしたGRSですから、今日のラボミーティングは外で!ってこともあります。ほとんど、私の趣味につき合わされるスタッフと学生にはありがた迷惑かも(笑)。 今月はWさんとOくんの誕生月。じゃぁ、みんなでランチを食べながらラボミーティングも良いのでは? 私がベルギーに留学していたときには、時々ラボのみんなで植物園へ花見(桜)がてらサンドイッチを食べに行ったり、早めに研究実務を切り上げて、街のカフェに行ってビールを片手にラボミーティングを行ったりしました。そう言った時に研究に関連することだけでなく、様々な事をお互いに話、時には議論したことは、自分の人生を豊かにする素晴らしい経験でした。もし、自分がラボを持つような事が有ったら、同じような経験を新しい仲間と共有できたら良いなぁ、と漠然と考えていたのですが.... 私は自他とも認める?イタリア好き。と言う事で、近所で本場のピザを出しているらしいお店を見つけて、出掛けました。 こう言った経験から、学生達が何か掴んでくれれば、何か感じてくれれば最高です。もちろん、研究は大事ですが、その成果をどのように発表するか、相手に理解してもらうかと言う点では、自分の言葉でキチンと説明することが、大変重要です。人生が豊かになって、多くのいろいろな経験を積む事は、その説明能力を向上することにも繋がると思っています。 しかし、この店、イタリアで食べるピザと遜色ないピザを出しています。唯一の違いはその大きさかな(笑)。画像見ていたら、涎が出そうになってきました....

日本薬理学会ホームページ

薬理学会のホームページ に、会員向けお知らせがあります。このほど、新教授紹介に簡単な自己紹介を掲載していただきました。薬理学会員の方はご覧いただけます。 学生時代の専門は、薬理学ではなかったのですが、製薬企業に入社して以来ずっと薬理屋としてやってきました。運良く薬理の仕事に就けたため、今日が有ると言っても過言では有りません。 薬理は、特に我々の時代は、実験動物丸ごとの研究が多く、求める薬理作用のみならず、ちょっとした動物の動きの違いなどからも隠れた作用が見つかる事があり、生理学、解剖学、毒性学、薬物動態学などと言った様々な「薬学」を結びつけて観察しなければなりません。総合力です。 レギュラトリーサイエンスも、様々な知識を駆使して、薬物のベネフィットとリスクのバランスを判断せねばならないところは、薬理と共通するものが有るのではないかと思います。 みなさんはどう思われますか?

研究も遊びも

こう見えて(どう見えて?)、学生時代はサッカー部に所属していました。先日、そのサッカー部の新歓コンパがあり、OBと言う事で私も参加をしました。今時の学生達のエネルギーに圧倒されながら、顧問の先生と一頻り花を咲かせた後、あるマネージャーから、「クルマの話が聞きたい」と。 まさか、女子大生の口からそんな話が聞けるとは、正直思っていなくて、ビックリ。世の中は、エコカー一色で、我々の世代のように「バブル」時期を知らない若者には、無縁だと思っていたのは、マスメディア等のステレオタイプを簡単に鵜呑みにしていただけなのかも? 大体、某大手メーカーのハイブリッド車は、確かに低燃費ですが、そのクルマを作るまでに使用される燃料と排ガスの多さを考えれば、ある程度古いクルマを直しながら乗っていた方がよっぽどエコロジーなはずなのに、メーカーもメディアも政府までも、買い替えを促進するような事ばかり.... 話が逸れました。まぁ、彼女が私にクルマの話を聞きたいのもうなづける程、私はクルマ馬鹿(今で言うオタク?)。でも、趣味でも遊びでも、やるときにはとことんやることは良い事だと思っています。中途半端は面白く有りません。限界を低く設定すると、すぐに詰まらなくなって飽きてしまいます。でも、知らない事が分かるようになると、本当に面白い。良く「好きこそモノの上手なれ」と言いますが、自分の興味ある事に対する勉強や研究は、苦になりませんし、むしろ楽しい。でも、これを仕事にしてしまうと、楽しいだけで済まなくなってしまって、息が詰まります。難しいところです。 研究も遊びもメリハリを付けて、やるときにはとことんやる、ヒトの話を鵜呑みにするのではなく、何事も物事の本質は自分の目で確かめてみる必要が有るんだと、新歓コンパで気付くとは、よもや思いもしませんでした。 そう、研究も自分の目で確かめることが重要では? そこに、自分のオリジナリティーが生まれると思います。 GRS以外にも、たまにはこんな話もOKです。ラボに遊びに来てください!

GRSの研究とは 〜あるOBとの談話から

先日、PMDA−岐阜薬科大学連携大学院制度を利用して、PMDAで就労しつつ学位取得を目指す大学院生のS君が教室に遊びに来てくれました。彼は、蹴球部OBなので私の後輩(殆どプレーしなかったけど、これでも元蹴球部)。PMDAに入って1ヶ月、見えて来た現実とこれからの研究について話しました。彼との会話の中で印象に残った事を2つ書きます。 1. 薬学とレギュラトリーサイエンスの重要性 PMDAに入って約一ヶ月。現在研修中で様々な事を勉強中とのことでしたが、薬の承認審査をすると言う事は、ベネフィットとリスクをあらゆる面から総合的に判断する作業であり、そのうち、臨床部分を除いては殆どが薬学で学ぶ事が下地になるということ。すなわち、薬学を修了した者こそ、その専門性と総合力とで薬作りに関われる人材なのではないかと思いました。さらに、ベネフィットとリスクを判断するためには、レギュラトリーサイエンスの考え方をしっかり学んでおく事が重要である事も再認識しました。 2. GRSの研究に対する不安と抱負 学位取得のための研究テーマを設定中とのことでしたが、いろいろ迷いや不安が有るようでした。正直、私も、どんなGRS研究を行って行けば良いのか、と言う点に付いては迷いや不安が有ります。「こんな事が分からないから、研究して明らかになればスゴいかな」と思いついて、PubMedを検索すると、多かれ少なかれ論文がヒットします。運良くほっとしなくても、Google検索を掛けると、何かヒットします。で、少し調べ込むと、先行研究が見つかります。国内ですと、多くはPMDAであったり、T大学であったり... ここで、「やっぱり」と思うのですが、この「やっぱり」の思い方で、その先が真逆になります。 「やっぱり」先にやられている、となれば、不安ばかり。 「やっぱり」同じ疑問に着目している、となれば、抱負が生まれます。 先行研究を参考にして、自分たちの考え(オリジナリティー)を加え、さらに膨らませれば、新たな知見が見えてくると言うものです。そもそも着眼点は間違っていないことは先行研究で明らかですから。 先ずは、自分の疑問を整理して、それを仲間と議論して、研究対象を絞り込んで行けば良いのではないでしょうか? 考え方は十人十色ですら、必ず新しいアイデアは出てくるものだと信じています。 私...

研究と春山登山スキー

GPU-GRSホームページの自己紹介で書いているように、私は多趣味人間です。その一つにスキーがあります。 過去20年近く、毎春この時期になると、岐阜県と長野県に跨がる乗鞍へ春山登山スキーに出掛けるのが恒例になっています。なぜ、スキーシーズンも終わったようなこの時期に、ゲレンデではなく山へスキーに出掛けるのか、と問われれば、森林限界を超えた高地での、大自然の中での雄大なスキーがしたいからです。もちろん、苦労して山頂に立てたときの達成感も魅力の一つですが、私は登山家ではなく、下山家ですので。 今年は天候に恵まれて、登山バスも予定通り運行されたため、山頂までは4時間の道のりでした。年々、体力が衰える中、これまでに無く短時間かつ楽な登りと感じました(勿論、苦痛以外の何物でもありませんが)。 天気が良いと、雪原であっても雲による陰影や地形の変化で景色が楽しめます。登りは辛くても、山頂に到達できたときの達成感と、その後のご褒美、スキーがある。これらが折れそうな心の支えなのです。一緒に登る仲間の存在も大きい。登山もスキーも個人でするものですが、同じ目的を持った仲間が居るのと居ないのでは、全く違うものです。 これを研究に置き換えてみましょう。研究にもこれと似た側面があります。同じ目標を持った仲間と、議論をぶつけながら、時には励まし合い、協力して、一つ一つ課題をクリアーし、研究結果を得る。山登りに似ているかも知れません。しかも目標は高ければ高い程、研究のレベルは高ければ高い程、研究者は成長でき、研究成果は高インパクトなものになる。 じゃぁ、ご褒美は? 研究成果が、社会を動かすとしたなら、凄い事じゃない? 自分の研究が世の中にどんなインパクトを与えるのか、想像するとワクワクしない? そう言う気持ちを持ち続ける事ができることが、ご褒美かも知れません。 これだから、研究とスキーはやめられない....

岐阜薬科大学同窓会

岐阜薬科大学を卒業した教職員は、同窓会の学内幹事になるそうで、土曜日に同窓会幹事会が開催され、初めて参加してきました。 5月に開催される同窓会総会に向けた様々な議題が協議され、初めて出席した者としては、「このような幹事会が開かれていたんだ」と初めて知った訳です。 その際、議題とは別に先輩幹事の方々から聞かれた問題提起が、若手の同窓会員参加を増やすためにどうするのかと言う点です。 まぁ、私も大学に戻るまでは、あまり同窓会の行事などには参加していませんでしたから、大きなことは言えませんが。しかし、新設の薬学部が増えて選択肢が広がっているにも関わらず、学生数は着実に減って行く今後、80年の歴史がある岐阜薬科大学とて安泰とは思えません。いやむしろ、本学は薬学しか無い、地方の小さな公立大学、歴史と伝統だけで今後も発展して行けるとは思えません。 幸い、本学の卒業生には、この業界で活躍されている方が多数見えます。そのネットワークを再構築して、若手の力も取り込んで発展して行かねば、何かの拍子に岐阜薬科大学が吹き飛んでしまうかも? この歳になると、母校は懐かしいモノです。事あることに、「岐薬」の文字を見ると、妙に嬉しくなります。若いOB/OGの皆さんも、今は同窓会の必要性を感じなくとも、近い将来、きっと私のように感じる日が来ると思います。その時、手遅れになっていないようにするためには、皆さんの声が大事。 日本人は、政治でも社会の事でも他人事と考え過ぎではないでしょうか? 短絡的に自分の利害に関係なくても、どこかで繋がってくると思います(それは、社会保障や医療でも、だから我々はレギュラトリーサイエンスを研究します)。是非、岐阜薬科大学同窓会にもご支援とご協力を! 岐阜薬科大学同窓会

戦略と実行

製薬企業研究者から転身して特任教授となった訳ですが、謂わば被雇用者から雇用者になったようなものです。もちろん、大学組織のなかの被雇用者には違いないのですが、この講座は寄附講座ですので、独立会計。丁度、零細企業の事業主になった感じです。 会社勤めのときには、他人任せだった「決断」も全て自分で行わねばなりません。もちろん、今までも自分の関連する仕事の決断はしてきましたが。これからは、自分の夢に向かって、ヒト、カネ、モノのリソース配分を考え、成果を生み出して行かねばなりません。もちろん、その夢は、ここGPU-GRSに集う仲間達が共有できなければなりません。 これまでとは180度違った役割を担っています。未知なるものを探求する科学者としての「ワクワク」する楽しさと、未知なるものをやり遂げねばならない講座主宰者としての不安が入り交じっています。 そんな私の不安を感じてか、知人の企業トップの方が、ある本を紹介してくれました。慶応大学でMBAを教える清水勝彦教授の「戦略と実行」です。 研究室を運営して行く立場の私には、非常に考えさせられると同時に、自分の組織である研究室、大学が戦略倒れにならないように、「実行」のための本当のミュニケーションとは何か、どうすべきか考えさせられました。

新年度スタート!

新年度が始まり、いよいよGPU-GRSも本格始動! 当講座に4名の新たな仲間が加わりました。これで、私もひとりぼっちから脱出です。 嘱託職員のWさん 家庭と仕事を上手く両立しながら、当講座の裏方として切り盛りしてくれる、心強いスタッフです。 研究生のYさん 某大手製薬メーカー勤務にして本学OG。仕事と家庭に研究の二足の草鞋ならぬ三足の草鞋で、大きな夢に向かって、頑張ってくれることでしょう。 4回生のO君&W君 GRSに興味を持って、当講座第一期生として果敢に志願し、配属されてきた期待の学生。努力は必ず報われます。一緒に頑張りましょう。 さぁ、あとはやるしかない。1年後にGPU-GRSはどんな講座になっているのでしょうか。新たな仲間と一緒に、大きな目標に向かって一歩を踏み出しました。しっかり舵を取りながら、着実に進んで行きます。今後のGPU-GRSにご期待ください!

Georgetown University CERSI

ワシントンD.C.に位置するジョージタウン大学には CERSI があります。竹中先生から、「アメリカ行くならジョージタウン大学とかタフツ大学とか寄って来なさい」とアドバイスを受け、Googleで検索すると、すぐにジョージタウン大学にはCERSIと呼ばれるレギュラトリーサイエンスの教育と研究を行っている部門があることが分かりました。 ダメ元で、CERSIのマスターコースの先生にeメールを打ってみると、直に返事が返ってきて、「1時間で良かったら時間が取れるから会って議論しよう」と言うことになり2月に訪問してきました。 我々より先行しているとは言え、CERSIのマスターコース開講は2年前。軌道に乗るまではいろいろな試行錯誤や工夫があったとのこと。お互いの教育に対する夢や、研究興味などをディスカッションしていたら、あっという間の1時間でした。 中央のビルにオフィスがある 今年のアメリカ東海岸の冬は厳しく、ジョージタウン大学を訪れた前日は、吹雪でホテルに缶詰でした(公共交通機関が完全に麻痺し、公的機関から民間企業まで全てクローズドでした)。幸いにも天気は好転し、画像のような青空のもとの訪問となりました。この学問分野に良き知人ができ、自分の中の迷いがこの空のように晴れたように感じます。

FDA Advisory Committee meeting

FDA (US Food and Drug Administration)では医薬品承認審査に際して、諮問委員会が開催されて各分野の専門家である諮問委員の前で、製薬企業とFDAがそれぞれ審査する医薬品のベネフィットとリスクを解析してプレゼンテーションを行い、パブリックオピニオンも参考にしながら、1日掛けて審議し、承認推奨または否認の採決を取ります。しかも、この会議は完全に一般公開されており、現場で傍聴することも、webcastで傍観することも可能です。しかし、機会があれば現地で傍聴することをお勧めします。会議の生々しさは、結果が分かった後のwebcastでは得られない、貴重な体験です。 企業は、その1日のために入念に準備を行って諮問委員会に臨みます。FDAは企業が提出したデータをもとに、全く独自に分析を行いFDAの見解をプレゼンテーションします。 因に日本の審査過程は、アメリカと比較するとオープンではありません。何故でしょう? そんな疑問をクリアにできると、新しい医薬品開発の姿が見えてくるかも知れません。

初講義

3回生の学生に初講義を行いました。 時間配分が甘く、喋りたかったことの1/3が残ってしまいました。それでも、最低限の伝えたかったことは講義できたでしょうか。何人かの学生は、目を輝かせて90分の講義を聞いていてくれました。これまで、このような学生向けの講義をした経験が無かったので、非常に良い経験でした。 この学生の中から、グローバル・レギュラトリー・サイエンスに興味を持って、今後の進路に選んでくれる学生が現れてくれれば良いなぁ。

謹賀新年

昨年12月に開設されたグローバル・レギュラトリー・サイエンス講座も、あっという間に1ヶ月が過ぎ、新年を迎えました。まだスタッフもおらず、教授の私一人だけ。新年早々の講義と講演会の準備に追われております。 しっかり助走を付けて、新年度からは学生と一緒に研究をしていきます。どんな教室になるのか、ワクワクしているところです。 教授室からの風景  池田山に沈む夕日