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4月, 2014の投稿を表示しています

特別講義&スターティング・コンパ

昨日は、竹中先生の特別講義でした。 参加してくれた学生諸君、諸先生方、ありがとうございました。 さすが、百戦錬磨の竹中先生。予定の時間で、ごく最近の新独法の話まで交え、如何に日本から世界に薬を生み出して行くことが重要か、様々な行政、業界、大学の仕組みやシステムを、数々のご経験を基に分かり易く講義していただきました。幾つかの質問も有り、いろいろな意味で「薬作り」に興味を持っていただけたのかなっと思っています。次回は、もう少し創薬を掘り下げていただけるとのことですから、ご期待ください。 特別講義後、ラボにて男衆集合!(2013.4.23撮影 by Y本研究生) この日は、GRS講座のスターティング・コンパの日でもあり、もちろん、竹中先生も引っ張りだして、ラボメンバー全員で夜の岐阜の街に繰り出しました! 主役は私以外の皆さん。竹中先生、W田さん、Y本さん、O西くん、W氣くんです。このコンパのために、数週間前からお店探しをしてくれたW田さん、O西くん、W氣くん、ありがとう! 何せ私の注文は(主役でも無いのに)、「旨くて個室で座敷でない事」だったので、苦労したようですが、最後はW田さんが良いお店を見つけて来てくれました。 孫のような学生相手に、楽しく為になる話を一杯していただいた竹中先生には、改めに感謝です。ココでは書けないような話題も登場して.... 楽しい時間はあっという間に過ぎ、楽しさのあまり記念写真を取る事すら忘れていました。これがラボのスタートだから、写真を残して置こうと思っていたのに... いやぁ、ホントに楽しかった! まぁ、今後も竹中先生を交えて、ラボ・コンパをいろいろな場所でやることが決定されましたので、次回は必ず写真を残しておこうと心に誓うのでした。

岐阜薬科大学特別講義

当講座は寄附講座ですから、通常の講義がありません。 「兎に角、研究に専念して、ちゃんと業績出せ!」 と言う、有り難い大学側の計らいです。とは言え、今後の発展を見据えて、教育にも力を入れたいと思っています。 そんな思いを、大先輩の竹中登一先生にぶつけてみたところ、二つ返事で引き受けていただいたのが、この特別講義。4月23日水曜日、午後3時から行います(学内限定です)。 先ずは、向こう数回にわたって竹中先生の豊富かつレアな医薬品開発やレギュラトリーサイエンスに関わるご経験を、最新のトピックも交えて講義していただきます。一製薬企業基礎研究員だった私の経験とは比べ物にならない、素晴らしい実体験をお持ちです。何せ、製薬企業研究者がその研究人生を掛けても創薬から承認許可、発売まで関わる事のできるブロックバスター級の薬は一つもないのが普通であるこの業界で、複数の薬を作り上げ、基礎研究者から経営者にまでなった方ですから。 このような稀な経験を、岐阜薬科大学の学生諸君はご本人とシェアする事ができるのです。なかなか無いですよ。このような機会は。 水曜日の午後は、実習やクラブ活動で忙しいだろうけど、何とか時間を見つけて参加してみてください。そして、 素直な疑問を、竹中先生にぶつけてみてください。私や他の先生からは学べない、何かが掴めるはずです! そう、参加対象は本学学生、教職員ですから、1回生でもOK。就職はまだ5年後の事だ、なんて思っていると直ぐです。学べるうちに学んでおく事が肝要です。

4回生抱負を語る その2

薬科学科4回生 O西くん 抱負: 日本では、国内で創られた新薬が患者に投与されるまで、または欧米ですでに使われている薬が国内で使われるようになるまでに非常に長い時間を要することを意味する「ドラッグ・ラグ」が問題となっています。 医薬品開発において、臨床試験と承認審査の過程は重要です。 私はこれらを欧米と比較し、仮説を立て検証することで、よりよい医薬品が世の中に早く出るようにするためにはどうしたらよいか研究していきたいと考えています。 研究室生活では、毎朝同じ時間に起きることと挨拶をすることとしっかり食べることを心掛けていきたいです。あとしっかり寝たいと思います。 とのこと。 まだ何も無いラボに志望してきた奇特な学生その2。 ラボでは寝るなよ! 君の夢に向かって、私も精一杯がんばります。一緒にがんばりましょう!

4回生抱負を語る その1

薬学科4回生 W氣くん 抱負: 研究室配属にあたり、優れた特性を持った化合物を医薬品として研究や開発がなされても、規制当局の審査に適し、承認されなければ市場に出回り、人々が使用し疾病の治療はできないので、そのもととなる規制当局の考え方について研究し学びたいと思っています。また学んでいく中で企業はどのように規制当局の考えを理解し、どのようにすれば迅速で適正に医薬品を上市できるのかということにも興味があるので学んでいきたいです。 ラボでの生活は、研究室そのものがゼロからのスタートで人数は少ないですが、メリハリのある中にも楽しい環境で自分に合っていると思います! 研究室の飲み会などはまだありませんが、少人数ならではよさがあると思うので楽しみにしています! が、お酒に飲まれないようにだけは気をつけたいです(笑) ちょうど3回生の冬にこの講座ができ、興味のある分野だったので本当にラッキーだったなと思っています。このチャンスを無駄にしないように日々邁進していきますので、今後ともよろしくお願いします。 とのこと。 まだ何も無いラボに志望してきた奇特な学生その1。 ラボでは飲むなよ! 君の夢に向かって、私も精一杯がんばります。一緒にがんばりましょう!

岐阜薬科大学同窓会

岐阜薬科大学を卒業した教職員は、同窓会の学内幹事になるそうで、土曜日に同窓会幹事会が開催され、初めて参加してきました。 5月に開催される同窓会総会に向けた様々な議題が協議され、初めて出席した者としては、「このような幹事会が開かれていたんだ」と初めて知った訳です。 その際、議題とは別に先輩幹事の方々から聞かれた問題提起が、若手の同窓会員参加を増やすためにどうするのかと言う点です。 まぁ、私も大学に戻るまでは、あまり同窓会の行事などには参加していませんでしたから、大きなことは言えませんが。しかし、新設の薬学部が増えて選択肢が広がっているにも関わらず、学生数は着実に減って行く今後、80年の歴史がある岐阜薬科大学とて安泰とは思えません。いやむしろ、本学は薬学しか無い、地方の小さな公立大学、歴史と伝統だけで今後も発展して行けるとは思えません。 幸い、本学の卒業生には、この業界で活躍されている方が多数見えます。そのネットワークを再構築して、若手の力も取り込んで発展して行かねば、何かの拍子に岐阜薬科大学が吹き飛んでしまうかも? この歳になると、母校は懐かしいモノです。事あることに、「岐薬」の文字を見ると、妙に嬉しくなります。若いOB/OGの皆さんも、今は同窓会の必要性を感じなくとも、近い将来、きっと私のように感じる日が来ると思います。その時、手遅れになっていないようにするためには、皆さんの声が大事。 日本人は、政治でも社会の事でも他人事と考え過ぎではないでしょうか? 短絡的に自分の利害に関係なくても、どこかで繋がってくると思います(それは、社会保障や医療でも、だから我々はレギュラトリーサイエンスを研究します)。是非、岐阜薬科大学同窓会にもご支援とご協力を! 岐阜薬科大学同窓会

薬事日報にレポートが掲載されました

薬事日報と言えば、我々の業界紙ですが、本日発刊の新聞8面にレポートを掲載していただきました。 「米国におけるレギュラトリーサイエンス教育と研究‐現状調査から見える日本の薬学教育における課題と対応(上)」 http://www.yakuji.co.jp/entry35481.html (上)と言うことは、続きがありまして.... 2回に分けて掲載されるようです。 ご批判など、コメントして頂ければ幸いです(炎上は避けたいが....)。

戦略と実行

製薬企業研究者から転身して特任教授となった訳ですが、謂わば被雇用者から雇用者になったようなものです。もちろん、大学組織のなかの被雇用者には違いないのですが、この講座は寄附講座ですので、独立会計。丁度、零細企業の事業主になった感じです。 会社勤めのときには、他人任せだった「決断」も全て自分で行わねばなりません。もちろん、今までも自分の関連する仕事の決断はしてきましたが。これからは、自分の夢に向かって、ヒト、カネ、モノのリソース配分を考え、成果を生み出して行かねばなりません。もちろん、その夢は、ここGPU-GRSに集う仲間達が共有できなければなりません。 これまでとは180度違った役割を担っています。未知なるものを探求する科学者としての「ワクワク」する楽しさと、未知なるものをやり遂げねばならない講座主宰者としての不安が入り交じっています。 そんな私の不安を感じてか、知人の企業トップの方が、ある本を紹介してくれました。慶応大学でMBAを教える清水勝彦教授の「戦略と実行」です。 研究室を運営して行く立場の私には、非常に考えさせられると同時に、自分の組織である研究室、大学が戦略倒れにならないように、「実行」のための本当のミュニケーションとは何か、どうすべきか考えさせられました。

新年度スタート!

新年度が始まり、いよいよGPU-GRSも本格始動! 当講座に4名の新たな仲間が加わりました。これで、私もひとりぼっちから脱出です。 嘱託職員のWさん 家庭と仕事を上手く両立しながら、当講座の裏方として切り盛りしてくれる、心強いスタッフです。 研究生のYさん 某大手製薬メーカー勤務にして本学OG。仕事と家庭に研究の二足の草鞋ならぬ三足の草鞋で、大きな夢に向かって、頑張ってくれることでしょう。 4回生のO君&W君 GRSに興味を持って、当講座第一期生として果敢に志願し、配属されてきた期待の学生。努力は必ず報われます。一緒に頑張りましょう。 さぁ、あとはやるしかない。1年後にGPU-GRSはどんな講座になっているのでしょうか。新たな仲間と一緒に、大きな目標に向かって一歩を踏み出しました。しっかり舵を取りながら、着実に進んで行きます。今後のGPU-GRSにご期待ください!