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6月, 2014の投稿を表示しています

DIA 50th Annual Meeting

アメリカ・サンディエゴで開催された、レギュラトリーサイエンス関連の学会としては最大級と思われるDIA (Drug Information Association)の年会に参加してきました。 そもそも非臨床薬理(糖尿病分野)を専門としていた私にとっては、完全なアウェイですが、兎に角、現場に行って自分の肌で触れてみようと、ワールドカップのグループ戦で盛り上がる中、敵陣視察。 これまで参加していた幾つかの国際学会とは少し趣が異なっており、なかなか興味深いものでした。特に企業展示などはお祭り的な雰囲気があって、いわゆる医学会系の学会に慣れたものには戸惑いもありました。オーラル・セッションの多くは、教育プログラムの位置付けもあるようで、規制当局関係者からの講演などは講義のようでした。実際、学会初日は一日中チュートリアルプログラムなほど。あまり「学」の存在は感じませんでしたが、アメリカの産官が中心に興味深いディスカッションが数多く行われていました。 その中で、一番興味を持ったのが、ポスター発表。ポスター1日目は学生によるポスター発表で、僅か18の演題が発表されました。ポスターは1日中掲示され、質疑応答もほぼ一日中。発表に立つ学生は、多くの来訪者から質問を受けていました。 採択数が18演題と少ないのには理由があるようです。それは、採択されると学会への旅費・滞在費がDIAから支給されるシステムだからでしょう。それだけに採択されたポスターの発表内容はどれも優れたもの。日本からも慶応大・薬学部の学生さんが採択されていました。 数年後には、うちの教室からも採択されるように、研究頑張るぞ!(Oくん、Wくん、頑張ろうな!)

長良川鵜飼観覧

本学は岐阜市立の大学です。そして、学生達は全国から集まっています。 岐阜市と言えば、斎藤道三に織田信長の岐阜城が聳える金華山に松尾芭蕉も詩を詠んだ長良川鵜飼。岐阜城は戦後に建てられた鉄筋コンクリートの天守閣。風情と言う点では、麓から眺めるのが一番? 長良川鵜飼は、平安時代の書物にその記述が登場し、1300年以上歴史がある伝統的な漁法です。この界隈で育った私は、小学生の社会見学で鵜匠の自宅を訪れたり、鵜飼の歴史を調べたりさせられました。鵜飼舟の縁を櫓で叩いて、「ホウホウ」と言いながらの漁法は、地元民には普通の風景でしたから、観覧船にわざわざ乗って見物するものではありませんでした。 冒頭のように、本学には全国から学生達が集まって来ています。「鵜飼?」と言う学生もいるでしょうし、鵜飼を知っていても生で見た事が無いのが実情でしょう。そんな学生達や新しく赴任して来た教員に、岐阜の伝統文化を知ってもらうためにも行っているのが、この鵜飼観覧だそうで。 昨年赴任した私も、地元民ですが呼んでいただいたので参加しました。学生達とお弁当を食べながら語らい、篝火照らされた鵜匠と鵜を見物するのも良いモノです。鵜匠と鵜の一体感を間近で見る事で、伝統の重みと日々の精進の大切さを実感したような気がします。 このような歴史ある岐阜から、最新のGRSに関する情報を発信できたら、素晴らしいのでは? がんばろう!

第2回岐阜イノベーション講演会(予定)

先日 ココ にも書きました10月に開催するシンポジウム(講演会)の概要が決まりました。今回は、「アルツハイマー病治療薬の開発:FDA新ガイダンスや他のイニシアティブの影響」と題して、日米産官学の関係者がそれぞれの立場から講演し、最後に総合討論を予定しています。 開催日は10月10日になりました。現在、演者の調整を行っております。決まり次第、コチラや大学のホームページにアップして行く予定です。 興味の有る方、是非、日程を押さえておいてください!

たまには課外ラボミーティング

まだまだ小ぢんまりしたGRSですから、今日のラボミーティングは外で!ってこともあります。ほとんど、私の趣味につき合わされるスタッフと学生にはありがた迷惑かも(笑)。 今月はWさんとOくんの誕生月。じゃぁ、みんなでランチを食べながらラボミーティングも良いのでは? 私がベルギーに留学していたときには、時々ラボのみんなで植物園へ花見(桜)がてらサンドイッチを食べに行ったり、早めに研究実務を切り上げて、街のカフェに行ってビールを片手にラボミーティングを行ったりしました。そう言った時に研究に関連することだけでなく、様々な事をお互いに話、時には議論したことは、自分の人生を豊かにする素晴らしい経験でした。もし、自分がラボを持つような事が有ったら、同じような経験を新しい仲間と共有できたら良いなぁ、と漠然と考えていたのですが.... 私は自他とも認める?イタリア好き。と言う事で、近所で本場のピザを出しているらしいお店を見つけて、出掛けました。 こう言った経験から、学生達が何か掴んでくれれば、何か感じてくれれば最高です。もちろん、研究は大事ですが、その成果をどのように発表するか、相手に理解してもらうかと言う点では、自分の言葉でキチンと説明することが、大変重要です。人生が豊かになって、多くのいろいろな経験を積む事は、その説明能力を向上することにも繋がると思っています。 しかし、この店、イタリアで食べるピザと遜色ないピザを出しています。唯一の違いはその大きさかな(笑)。画像見ていたら、涎が出そうになってきました....