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研究と春山登山スキー

GPU-GRSホームページの自己紹介で書いているように、私は多趣味人間です。その一つにスキーがあります。

過去20年近く、毎春この時期になると、岐阜県と長野県に跨がる乗鞍へ春山登山スキーに出掛けるのが恒例になっています。なぜ、スキーシーズンも終わったようなこの時期に、ゲレンデではなく山へスキーに出掛けるのか、と問われれば、森林限界を超えた高地での、大自然の中での雄大なスキーがしたいからです。もちろん、苦労して山頂に立てたときの達成感も魅力の一つですが、私は登山家ではなく、下山家ですので。

今年は天候に恵まれて、登山バスも予定通り運行されたため、山頂までは4時間の道のりでした。年々、体力が衰える中、これまでに無く短時間かつ楽な登りと感じました(勿論、苦痛以外の何物でもありませんが)。


天気が良いと、雪原であっても雲による陰影や地形の変化で景色が楽しめます。登りは辛くても、山頂に到達できたときの達成感と、その後のご褒美、スキーがある。これらが折れそうな心の支えなのです。一緒に登る仲間の存在も大きい。登山もスキーも個人でするものですが、同じ目的を持った仲間が居るのと居ないのでは、全く違うものです。

これを研究に置き換えてみましょう。研究にもこれと似た側面があります。同じ目標を持った仲間と、議論をぶつけながら、時には励まし合い、協力して、一つ一つ課題をクリアーし、研究結果を得る。山登りに似ているかも知れません。しかも目標は高ければ高い程、研究のレベルは高ければ高い程、研究者は成長でき、研究成果は高インパクトなものになる。

じゃぁ、ご褒美は?

研究成果が、社会を動かすとしたなら、凄い事じゃない?
自分の研究が世の中にどんなインパクトを与えるのか、想像するとワクワクしない?
そう言う気持ちを持ち続ける事ができることが、ご褒美かも知れません。

これだから、研究とスキーはやめられない....

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