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2024の投稿を表示しています

新しい仲間

先日、岐阜薬科大学大学院博士後期課程入試(一次)があり、GRS研究室を希望された3名の社会人が受験、無事合格されました。 入試の面接では、研究のアウトプットに関する厳しい質問をされたようですが、熱い思いを回答し乗り切ったようです。大学院に入るのが目的ではなく、何を学び、どう成長して、その結果博士の学位を取ることが目的です。大変なのはこれからです。会社の業務と家庭、学業のバランスを上手く取って、一緒に頑張りましょう。 因みに、博士後期課程、博士課程とも二次募集は2025年1月です。引き続き大学院生の募集は行っております。GRS研究室に興味を持たれている方は、是非塚本まで連絡してみてください。

2024研究室旅行 in 浜松

研究室旅行の企画担当はB4。T&Tコンビが目的地に選んだのは「浜松」。今回の研修テーマは、「温故知新とウェットラボ体験?」 浜松駅に到着して、真っ先に向ったのは、コチラ。ゴールデンタイガー。ハイ、浜松餃子を頂き、腹ごしらえをして1日目がスタート。 浜松城から舘山寺、老舗「あつみ」の鰻で温故知新の締めくくり。何か新しい発見は出来たでしょうか? 2日目はウェットラボ体験? GRSは完全ドライ研究。そこで、T&Tコンビのチョイスは、ふくろうとチンチラ、ハリネズミに触れ、ウェット研究の一端を味わう?と言うもの。マウス、ラット、ハムスター、ジャコウネズミ、モルモット、ウサギ、イヌ、ブタ、サルを扱った塚本でもフクロウ、チンチラ、ハリネズミは初めて。良い経験でした。 お店選びから交通手段、宿泊手配まで、T&Tコンビのコーディネートは完璧。2人の意外な一面を見ることが出来ました。

久々の再会

長浜バイオ大学の永井教授から、「○月○日に帝京大学医学部の澤村准教授をお呼びしたので、久々に集まりませんか?」という連絡が来ました。場所は草津でとのことなので調べてみると、意外に近い? ローカル線と東海道線を乗り継いで1.5時間ほどの鉄道旅。コロナ禍で鉄道に乗る機会も殆どなかったので、何となく懐かしい(笑)。 先生方とはベルギー留学時に同じルーヴァン大学に在籍していたたことが接点で、折に触れお世話になっています。当時の仲間は皆さん優秀。私以外はアカデミアの方々でしたので、帰国後もご活躍され、相応のポジションに就かれています。当時は企業勤めの落ちこぼれ研究者でしたが(今でも落ちこぼれ教授ですが)、ややマイナーな留学先の同じ日本人研究者として、手を差し伸べていただきました。当時も帰国後も度々集まり、よく語らい、様々に影響された仲間です。この体験が無ければ、私はずっと企業人だったかも知れません。 あっと言う間の2時間ほどの会食でしたが、濃密なひと時を過ごしました。一旦コロナ禍で途切れた集まりも、これを機会に再開しましょうと約束して帰宅しました。 専門領域は違えども、まだまだ情報が乏しかった2000年代半ばに、たまたま同じ大学に留学していた日本人研究者同士と言うだけですが、いわゆる同じ釜の飯を食う仲間の意識なのでしょうか。 GRSにも何かの縁で集った仲間がいます。出身地が違い、所属企業が違い、年齢も違う。せっかくの同門の縁ですから、研究だけでなく自分の人生をより良きする経験をしていきましょう。苦楽を共にした仲間は、一生の宝ですよ。

二足の草鞋(社会人大学院生)

GRSに所属する大学院生は、今のところ、今までのところ、全員社会人です。恐らく、ウェットな実験をしない職種、例えば製薬企業の臨床開発職などにおいても、学位取得のニーズが高く、ドライ研究であるGRSの研究とのマッチングが良いからなのでしょう。とは言え、データサイエンス領域の研究になりますので、しっかりとした研究目的・意義の上に、必要なデータを確実に収集し、的確な手法で分析して、仮説証明、現状分析、将来への提言に繋げていく必要があり、研究の目的を見失って暗中模索になることもしばしば。これまでとは違うデータ解析手法に戸惑ったり、慣れ親しんだ古典的ネイマン・ピアソン統計のみならず、ベイズ統計に手を出して躓いたり。。。 研究上のハードルも多数ある上に、仕事。皆さん現役の正社員。社会人大学院生として雇用主には理解してもらっているとは思いますが、大体どの現場でも出来る人ほど使われる。結果、ハードな通常業務に空き時間での研究となるのですが、モチベーションが維持できないと主力は業務に移っていきます。モチベーションが維持できなくて、本体業務が忙しくなって、ドロップした大学院生は何名もいます。もう少し、ちゃんとした指導が出来ればとも思いますが。。。 自分自身、これまでの研究生活を振り返ってみて、留学先のボスなどに受けた指導の中で印象に残っているのは、ほぼ雑談。雑談の中から、思い通りに結果の出ない挫折を乗り越えて、何か光が見えたときの研究の楽しさ、ワクワク感、達成感を教えていただいたように思います。それが、領域は違えども今でも研究を続けている根源なのかな。 どうぞ、行き詰ったときは、教員と雑談しましょう。あなた方よりは少しだけ年長で少しだけ研究経験が多いだけですが、そんな雑談の中から、新たなモチベーションが生まれるかも知れませんよ。

梟(不苦労)

新学年度も既に1ヵ月が過ぎ、GWも明け、研究と勉学に調子が出てきたところでしょうか?  1ヵ月前に立てた目標がキチンとクリアできているのか、さらに課題が出てきて計画に修正が必要なのかどうか、自己管理して進めてください。いつでも相談には乗りますが、教員も必ずしも解を持ち合わせていない。一緒に考えましょう。 先日、訪れた近くのお寺。フクロウの置物がありました。フクロウは古代ギリシャ神話やローマ神話で、知恵と学問の象徴とされてきました。日本でも不苦労や福来朗などの当て字をして縁起物として扱わられます。でも、神頼みでは研究も勉学もうまく行きません。暗黙とも思える中でもわずかな光で見通し、かすかな音も聞き漏らさず、狩りを行って生きているフクロウ。迷った時ほど、しっかりとした信念を持って、取り組みましょう。

2024年度スタート(大学院生募集!)

昨日の雨で大学周辺の桜は少し葉桜になっていますが、雨上がりの青空は綺麗です。 新年度が始りましたが、講義等は来週のため、学部生がおらずラボは閑散としています。ラボに来なくてもできるのがGRSの研究ですから、自宅等で頑張っていることと思います。とにかく各自、目標に向かって、着実に研究を進めましょう。早め早めにスケジュール管理をしながらネ。 さて、今年度の大学院入試の日程が決まりました(詳しくは大学ホームページ参照)。  一般一次 出願期間:8/2~8/9、試験日:8/27、合格発表:8/30  一般二次 出願期間:1/6~1/14、試験日:1/28、合格発表:1/31 出願には受け入れ研究室主任の推薦書が必要で、事前にPhD研究の打ち合わせをする必要があります。出願期間の1ヵ月前を目途に塚本まで連絡を取ってください。興味にある方は、お気軽にメール等で塚本までお問い合わせください!

日本薬学会第144年会

本日から31日まで、横浜で日本薬学会第144年会が開催されてます。GRSからは5回生のTさんがポスター発表します。 3月31日午前 31P-am393S ヒトパピローマウイルスワクチンのベネフィット・リスク評価に用いる数理モデルの実装  参加される方は是非ポスター会場にも足を伸ばしていただき、彼女とディスカッションしてやってください。 昨年の様子、今年はまだチラホラ。来週は綺麗な桜が見れるでしょう

学位授与おめでとう!

晴天の小春日和の中、学位授与式が行われ、GRSからは博士1名、学士2名が学位を授与され、巣立っていきました。 各人研究テーマが異なり、自分で考え抜くことが求められたGRSの研究は、他のラボとは異なり大変だったと思います。その中でも、しっかり考え抜くことができた3名は、それぞれ投稿論文、共著論文を執筆できたことは、今後薬剤師として、企業人として、研究者として、大きな経験となり発展していくと思います。工夫次第でお金を掛けなくても研究ができることを実感できたでしょうから、今後も自分の周りのデータをしっかり見つめ、科学者の目で物事の真理を見つけてください。 益々の発展を祈念しています。 

よく頑張りました!

この土日に、第109回薬剤師国家試験が行われ、GRSからはB6学生2名が受験しました。先ほど送られてきたメールによると、自己採点結果からボーダーはクリアしているとのこと、本当によく頑張りました。 昨年10月の卒論発表、卒論提出後、国試勉強一本で頑張ってきた二人。当初、模試の試験結果が芳しくなかったものの、その後着実に知識を再記憶し、応用力も付けて臨んだ国家試験。試験会場が名古屋と言うことで、全日から名古屋入りし、万全で試験に臨んだようです。 年々新規承認がされて増える薬剤、科学技術の革新にともなって生み出される新しい作用機序、時代とともに変化する医療環境と法的枠組みに対応しなければならない諸君らは、凄いよ。私が薬剤師国家試験を受験した30数年前は、参考書や過去問の厚みは、昭和の時代には家庭にあった電話帳ほど。ところが今の参考書を並べると50cm程の幅になる。単純に覚える量も増えている上、臨床を想定した複合領域に跨る設問にも答えなければならない。 この数か月間の努力は、きっと今後の人生で大きな意味を持つと思います。本当によく頑張りました。

もうひと踏ん張り

元旦の薄暮 1月23日(火)、24日(水)と令和5年度博士論文発表会が開催されます。GRSからはD4のIさんがD論を提出し、発表、審査に臨みます。 Iさんは仕事、家庭、研究の3足草鞋で頑張ってみえました。想定通りの研究結果が得られず、データ収集方法から検討したり、解析方法を追加したりの試行錯誤もありました。何とか形になってきて、学会発表をこなし、主論文を投稿したものの、なかなか査読が終わらず、アクセプトが出たのは先日のこと。滑り込みセーフ! さぁ、これからが本番です。しっかりオーディエンスを納得させる発表を行い、その後の口頭試問に耐え抜いてディフェンスしてください。常に論理的に、科学的に。 博士論文発表会はどなたでも聴講可能です。ご興味のある方は是非本学までお越しください。 

謹賀新年

本年も何卒よろしくお願いします。 元旦とは思えないほど暖かな朝を迎えたと思えば、夕方には地震の揺れと入ってくる災害情報に、天災に抗えない人間の弱さを実感し、翌日には羽田での飛行機事故ニュースに、人災が引き起こす悲劇の大きさを痛感。天災は避けられないかも知れませんが、人災は人々の英知で防げるはず。私たちに出来ることはちっぽけな事かも知れませんが、皆が同じ方向を目指して取り組めば、大きな力となって状況の改善、不慮の事故の防止に繋がるものと信じています。 GRSでは、ベネフィット・リスクの見える化に取り組んでおり、少しでも医薬品開発や次の医療に繋がる研究を進めています。私たちの小さな取り組みも、他の研究者たちの成果と合わさって、現状の改善に繋がることを期待し、今年も今できることを精一杯取り組んでいきます。 一緒に頑張りましょう!